国連創設75周年記念のもと、気候変動問題に取り組む2020 Call for Code グローバル・チャレンジの実施を発表


TOKYO - 27 2 2020:

2020年2月27日

グローバル調査では、デベロッパーおよびファースト・レスポンダー(緊急対応要員)の77%が、「気候変動は現役世代が直面している唯一の最も差し迫った課題である」と回答

【スイス・ジュネーブ、国際連合人権高等弁務官事務所本部、2020年2月26日(現地時間)発】 - Call for Code の設立パートナーであるIBMとCreator David Clark Causeは本日、国際連合人権理事会およびLinux Foundationの協力のもと、世界中のソフトウェアデベロッパーとイノベーターに、オープンソース技術を用いて気候変動に対処することを呼びかける2020 Call for Code グローバル・チャレンジを発表しました。

創設75周年を迎える国際連合(以下、国連)は、「グローバル・リアリティー・チェック(世界の現状把握)」を行っており、気候変動のような世界で最も差し迫った課題にいかに対処していくかについて議論を交わす、過去最大規模のグローバルな対話を開始しました。IBMは、世界が望む未来の構築を支援するという国連の呼びかけに応じ、主要な国連機関や世界のリーダーと協力しながら気候変動問題に取り組んでいます。

2020 Call for Code グローバル・チャレンジは、Red Hat OpenShift、IBM® Cloud、IBM Watson、IBM Blockchain、The Weather Companyのデータなど、オープンソース・ソフトウェアに基づいて構築された実用的なアプリケーションの開発を促すものです。世界中のコミュニティーにおいて、人道的な影響を即時かつ持続的に与えることができる新たな方法を、テクノロジーによって実現することを目標としています。

    中国、コロンビア、エジプト、インド、日本、スペイン、イギリス、米国のデベロッパー、ファースト・レスポンダー、社会活動家など3,000人超を対象に、Morning Consult社によって実施された最近のIBMグローバル調査では、以下のことが明らかになりました:
  • 回答したファースト・レスポンダーとデベロッパーの77%は、「気候変動は回答者世代が直面している唯一の最も差し迫った課題である」という意見に同意
  • 回答者の79%は、気候変動は技術によって低減または対処できるものであると回答
  • 回答者の87%は、潜在的な雇用主は気候変動に対処することが重要であると回答
  • 回答者の4分の3は、オープンソース・コミュニティーは、必要とされるより多くのコミュニティーに気候変動ソリューションを拡張することを支援できると回答
  • 回答者の10人のうち8人は、多くの人々が気候変動への対処に向けて何かしらのアクションをおこしたいが、何から始めるべきかを知らないことに同意

2019年度のCall for Codeには、165ヵ国から18万人以上が参加し、自然災害への備えやその救済に重点を置いた5,000件以上のアプリケーションが集まりました。今年は、気候変動の影響を止め、さらには逆転させていくための、オープンソース技術に基づいた革新的なアプリケーションの創出 (英語)を募集します。

IBMの上級副社長 兼 コグニティブ・アプリケーションズおよびディベロッパー・エコシステム担当のボブ・ロード(Bob Lord)は次のように述べています。「気候変動に対しては、緊急の対応が求められています。IBMは、主要な人道支援専門家と世界中の才能豊かで熱心なデベロッパーを結びつけることができます。IBMは、生命を守り、人々に力を与え、将来世代により良い世界を創出することを支援するテクノロジー・ソリューションを見つけ出し、実際に展開し、そしてその規模を広げていけるよう、確固たる信念をもって取り組んでいます。」

また、ボブ・ロードは、気候変動に対するIBMの方針 (英語)や、AIとスーパーコンピューターを活用したIBMの天気予報機能など、IBMの全社的な取組みについても触れています。

国連事務総長特別代表(防災担当)の水鳥 真美氏は次のように述べています。「過去2年間のCall for Codeを通じて、国連防災機関(UNDRR)は、デベロッパーが主要な社会的課題に対処できる力を秘めていることを確認するとともに、気候変動という緊急事態への対応においても重要な役割を果たすことが分かりました。気候変動は我々にとって最も重要な課題であり、多くの局所的な要因とカスケード効果があるため、単一の組織では解決することが難しい課題です。 この課題に対処していくためには、共に取り組むことができるグローバルなネットワークが必要です。」

IBMとDavid Clark Causeは、ジュネーブにおいて、新規スポンサーのUnity Technologies 、スポンサーに復帰したPersistent Systems 、新規サポーターのRed Hat、Nearform 、およびサポーターに復帰したJohnson & Johnson 、Capgemini とともに、3年目を迎えるCall for Code グローバル・チャレンジについて発表しました。また、IBMとDavid Clark Causeは、サポーターに復帰するBank of China、Morgan Stanley、Cognizant、Infosys、Arrow Electronics、the Clinton Foundationや他の賛同企業や組織、大学、Ellen DeGeneres、Jonas Brothers、Sting、Morgan Freemanといった本イニシアチブを支援するセレブリティーなど、広範なエコシステムの協力のもと、本年度のCall for Code グローバル・チャレンジを実施します。

Call for Codeを立ち上げたDavid Clark CauseのCEOであるデビッド・クラーク(David Clark)は「Call for Codeの設立パートナーであるIBMと協力し、気候変動に対処することに焦点をあてて2020 Call for Code グローバル・チャレンジを実施し、国連創設75周年という記念すべき重要な機会を支援できることを誇りに感じています。このグローバルは脅威に対処できるよう、世界中のデベロッパーにインスピレーションと力を与えることで、Call for Codeは真の影響を生み出すことができます。また、Call for Codeの審査員として、人権、災害対応、ビジネス、テクノロジー分野における世界の第一線で活躍する専門家に加え、ビル・クリントン元大統領に再び参画いただけることを非常に喜ばしく思います。」と述べています。

昨年のCall for Codeグローバル・チャレンジ優勝チームであるPrometeo (英語)は、消防士の安全性をリアルタイムで監視するとともに、長期的な健康状態の改善を支援するために、一酸化炭素、煙濃度、湿度、温度を測定するウェアラブル・デバイスを作成しました 。このソリューションは、IBMのCode and Response (英語)プログラムを通じてさらなる開発が行われ、スペイン・カタルーニャ州政府機関であるGrups de Reforç d'Actuacions Forestals (GRAF)およびGrup d'Emergències Mèdiquesの協力のもと、制御された環境における実際の炎を使用したフィールドテストをバルセロナ近郊で実施しました。Prometeoは、ベテランの消防士、救急医療看護師、3人のデベロッパーから構成されたチームで、Prometeoのハードウェア/ソフトウェア・ソリューションは、複数のIBM Cloudサービスをベースに構築されています。

2018年のCall for Code受賞ソリューションであるProject Owl (英語)や2018 Puerto Rico Call for Codeハッカソン受賞ソリューションであるDroneAid (英語)なども、Code and Responseプログラムを通じて開発が行われています。

2020 Call for Code グローバル・チャレンジは、3月22日(世界水の日)より、CallforCode.org (英語)にて応募受付を開始します。また、関連する仮想イベントやトレーニング等、その他の詳細はhttps://developer.ibm.com/callforcode/ (英語)でご確認いただけます。

また、Morning Consult社によって実施された最近のIBMグローバル調査の完全版はこちら (英語, 3.6MB, PDF)からダウンロードいただけます。

Call for Codeについて
デベロッパーは、実質的にあらゆる人・モノとの対話を可能にするなど、人の生活やコミュニケーション方法を大きく変革してきました。多くの人々が課題を認識する際、デベロッパーはそこに可能性を見出します。David Clark Causeは、 IBMと共に、2018年にCall for Codeを設立・開始しました。Call for Code (英語)には、向こう5年間で3,000万ドル規模の投資が行われ、デベロッパーが最新技術への理解とそのスキルを活かし、新しい技術を創造し、コードの力によってポジティブかつ永続的な変化を世界中で生み出すことを目標とします。Call for Code受賞ソリューションは、IBMのCode and Responseイニシアチブを通じてさらなる開発が行われ、実際の展開が図られます。

Call for Codeの情報(日本語)は、IBM Developer日本版(https://developer.ibm.com/jp/callforcode/)をご参照ください。

UN75について
国連は、国連創設75周年記念行事の一環として、すべての人にとってより良い未来を築くためのグローバル協力の役割について議論する、これまでで最大かつ最も包摂的な対話である、UN75(国連75周年記念)キャンペーンを開始しました。このキャンペーンのもと、2020年を通して、世界中のさまざまな機会において対話が行われます。「グローバル・リアリティー・チェック(世界の現状把握)」として、4つの革新的なデータストリームが、気候変動を含む地球規模の主要課題に対する解決策の初のリポジトリを、クラウドソーシングで構築します。
UN75の詳細、およびどなたでも参加可能な「1分間アンケート」は、以下のサイトをご参照ください。
https://un75.online/ (英語) 

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