メインフレーム向け新クラウド製品、研究プロジェクト、価格プラン


TOKYO - 10 4 2014:

2014年4月10日

メインフレーム向けの新しいクラウド製品、研究プロジェクトおよび価格プランを発表
新しい統合システムが高信頼なクラウド展開向けに迅速な基盤を提供

[米国ニューヨーク州ニューヨーク、2014年4月8日(現地時間)発]

IBM(本社:米国ニューヨーク州アーモンク、会長、社長兼CEO:バージニア・M・ロメッティ、NYSE:IBM)は本日、お客様やサービス・プロバイダーが業務コストを削減し、メインフレーム技術を活用した高信頼クラウド・サービスの迅速な展開を支援をするメインフレーム向けの新しいエンタープライズ・クラウド製品群を発表しました。本日の発表には、「IBM® System z」初の統合システム製品である「IBM Enterprise Cloud System」が含まれます。

「IBM Enterprise Cloud System」は、基幹系業務を支える高信頼クラウド環境を迅速に構築したいと考えているお客様やサービス・プロバイダー向けに、オープンかつ標準準拠で構築された統合基盤を提供します。さらに、本日発表された柔軟な新価格モデルにより、サービス・プロバイダーはLinuxでメインフレームのクラウド基盤を利用する場合に、システム容量ではなく使用したコンピューティング能力に基づいた支払いが可能になります。

単一システムで最大6,000の仮想マシンを支え、セキュアなマルチ・テナント環境を展開、さらにワークロードに合わせたダイナミックなリソース共有を可能にするメインフレームは、クラウド・サービス・プロバイダーおよびダイナミック・プライベート・クラウドを展開したいという企業のクラウド基盤のニーズに応えます。システムの効率性と拡張性の向上により、Linuxを「IBM System z」で稼働するクラウド基盤は、比較可能なx86ベースのクラウド基盤と比べて、全体コストを最大で55%削減できます。(1)

さらに、「IBM Enterprise Cloud System」は工場で組み立てられた後、自動化されたクラウドオーケストレーションおよび監視機能を用いて設定されており、お客様は迅速に大規模なクラウド・サービスを展開することが可能です。「IBM System z」ハードウェアとIBMストレージ、IBMクラウド管理ソフトウェアをひとつのIaaSソリューションにまとめた本製品は(2)、IT企業やクラウド・サービス・プロバイダーによる基幹業務を支える独自サービスの提供を支援します。また、このようなメインフレームの特性をクラウドで活かすことで、企業はクラウドに関連する多くのセキュリティーやダウンタイムの問題を解決することができます。

IBM Global Financingを通じて提供される「IBM MSP Utility Pricing for System z」は、メインフレーム技術をMSP(マネージド・サービス・プロバイダー)にとってより身近な存在にすることを目的として作られた、使用量ベースの新しい価格モデルです。使用量に基づくアプローチによって、MSPはインフラにかかるコストではなく、ビジネスの構築に集中できるようになります。

クラウドがかつてないほどの量や種類のITワークロードに対応していく中、お客様はクラウド展開の基礎となる存在としてメインフレームへの期待を高めています。例えば、アフリカ最大の企業向けクラウド・プロバイダーであるBusiness Connextions (以下BCX)は、通信会社が今までカバーできなかったエリアへのインターネット・サービスの提供を支援する革新的な「クラウド・イン・ア・ボックス」ソリューションを現在開発しています。このようなポップアップ・データセンターによって、BCXはわずか衣類乾燥機一台程度の電力でインターネット環境のない85%のアフリカの人々にインターネット・クラウド・サービスを提供することができます。


研究エンジンとしてのメインフレーム

メインフレームの持つアナリティクス機能は主要な研究プロジェクトにも適用されつつあります。本日の発表の一環として、IBMはFOAK (ファースト・オブ・ア・カインド)プロジェクトおよび困難な問題解決に貢献する新しいアナリティクス機能を科学コミュニティーに提供する3つの新プロジェクトを発表しました。

IBM Researchは現在様々な自治体や主要なビジネス・パートナーと連携し、データの連携や、州や地方の公共機関が「IBM System z」上のクラウド環境にIT業務を移行することを支援するFOAKプロジェクトを行っています。この新しいクラウド環境により、部門や機関、ひいては自治体の間でデータを共有し、市民サービスを向上することが可能になります。

さらに、IBMは医療分野の科学者と協力し、関節炎患者の苦痛軽減、そしてアフリカでのHIVの根絶を支援する2つのキー・プロジェクトを行っています。

リウマチ性関節炎の治療法は既に存在していますが、抗TNF療法で効果が見られる患者はわずか30%に過ぎません。IBM ResearchとArthritis Foundationはメインフレームのコンピューティング能力を活用し、データの収集や、抗TNF療法が有効である可能性が最も高い患者を特定する予測モデルの開発を行っています。

そして、ガーナ政府はこのほどIBMおよびイェール大学と連携し、メインフレームを活用してHIVの母子感染の根絶を目指す研究者の問題解決の支援を発表しました。ガーナの医療従事者はモバイル端末を用いてデータを収集し、そのデータがIBMのメインフレームに送信され分析されることで、予測治療や予防プログラムに関する重要な知見を提供する支援ができます。

IBM System zに関するより詳しい情報は、ibm.co/mf50をご覧ください。
(日本語のサイトはこちらからご覧いただけます)



[1] 100のIFL(Integrated Facility for Linux)で、1IFLあたり平均60の仮想マシンを稼働するzEC12において

[2] 「IBM zEnterprise Linux Server (zBC12 または zEC12)」、IBMストレージ(v7000 または DS8000) と、「IBM z/VM」、「IBM Wave for z/VM」と「IBM Cloud Management Suite (SmartCloud Orchestrator、OMEGAMON XEおよびTivoli Storage Manager)を組み合わせて完全に自動化されたクラウド管理とインフラ基盤を提供するものです

当報道資料は2014年4月8日(現地時間)にIBM Corporationが発表したものの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。
http://www.ibm.com/press/us/en/pressrelease/43608.wss (US)

関連する XML feeds
Topics XML feeds
Corporate