IBM、StrongLoopを買収し、企業におけるIBMクラウドの活用範囲を拡大

モバイル、モノのインターネット、Webアプリケーションに対応する APIの迅速な構築と提供の近道を開発者に提供

TOKYO - 15 9 2015:

2015年9月15日

[米国ニューヨーク州アーモンク - 2015年9月10日(現地時間)発]

IBM(NYSE:IBM)は本日(現地時間)、開発者がエンタープライズ・アプリケーションとモバイル、モノのインターネット(IoT)、Webアプリケーションをクラウドで接続することを支援するため、ソフトウェア・プロバイダーであるStrongLoopの買収を発表しました。

StrongLoopは、エンタープライズNode.jsと呼ばれる、広く使われているアプリケーション開発ソフトウェアを提供する主要プロバイダーです。このソフトウェアは、ソフトウェア開発者がAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を使ってアプリケーションを構築できるようにします。
APIは、アプリケーション、データ、ビジネス・プロセスを統合する際にテクノロジーの接着剤として機能するソフトウェアで、お客様、パートナー、従業員とビジネスとを結び付けます。

クラウド環境でデータの重要性がますます高まる中、開発者はAPIを使用してプロトコルやルーチンを作成し、アプリケーションが互いにどのように接続するのかを指定します。例えば、開発者は別のさまざまな組織(スタートアップからグローバル企業に至るまで)が公開しているデータやサービスを組み合わせて情報資産を新規作成し、新たなイノベーションやビジネス価値を実現できます。

IBMでは、StrongLoopのNode.js機能を自社ソフトウェア・ポートフォリオ(MobileFirstやWebSphereを含む)に統合して、お客様がより適切に企業データを活用し、クラウドやオンプレミスで取引を実行できるよう支援したいと考えています。こうした新機能により、お客様や開発者は拡張が容易なAPIを構築したり、オープン・ハイブリッド・クラウドで既存のバックエンドのエンタープライズ・プロセスをフロントエンドのモバイル、IoT、Webアプリに、より簡単に接続できるようになります。Node.jsは、APIを作成して提供するための開発フレームワークの中で、最も急成長しているものの1つです。

IBMシステムズ ミドルウェア担当ゼネラル・マネージャーであるマリー・ ウィック(Marie Wieck)は、次のように述べています。「各企業は、新たなチャネルにおけるデジタル変革を推進することで、新たなビジネス・モデルを構築し、お客様とのやり取りをパーソナライズすることを目指しています。APIは、そのために不可欠な機能です。StrongLoopのNode.js機能を利用してAPIを迅速に構築し、IBMがリードするクラウド・プラットフォームでのJavaおよびAPIの管理機能と併用することで、2つの活気に満ちた開発コミュニティーにおけるイノベーションの可能性をさらに高めることができます」

クラウドで迅速かつ容易にエンタープライズ開発

本日の買収により、Node.js開発者は、IBMのPlatform-as-a-Service(PaaS)であるIBM® Bluemix 上で、より高機能な実行環境を実現できるようになりました。JavaScriptは、言語の人気ランキングで1位を占めており、2位は僅差でJavaが続いています。*1 Javaは、Webアプリケーションとトランザクション・システムの開発に最も使用されている言語です。StrongLoopのツールとサービスを、IBMのWebSphereおよびJavaの機能と併用することで、お客様はJava開発プラットフォームとNode.js開発プラットフォームとの間に存在していた隔たりを埋めることができます。これにより、アプリケーション投資の価値向上につながります。

IBM Bluemixでの統合を通じて、JavaおよびNode.jsの両コミュニティーは、モバイル・サービス、データ・アナリティクス、Watsonなど、他の多くのIBMサービスやサード・パーティー・サービスにもアクセスできるようになります。

StrongLoopのCEOであるファン・カルロス・ソト(Juan Carlos Soto)氏は、次のように説明しています。「この買収により、Node.jsはビジネスのメインストリームに正式に参入し、IT業界に大きなメリットをもたらします。Node.jsオープン・コミュニティーのリーダーである当社は、オープン・コミュニティーが主導するイノベーションを推進しながら、グローバルな大企業向けのソフトウェアとサービスを提供していきます。これにより、お客様にとってより価値のあるAPIがもたらされます」

Node.jsによって価値を創出した企業の1つにGoDaddyがあります。同社は、StrongLoopのLoopBack Frameworkを活用して、ドメイン名作成用のAPI構築をパートナー・ネットワーク経由で行っています。

GoDaddyのCTOであるエリッサ・マーフィー(Elissa Murphy)氏は、次のように述べています。「Node.jsは戦略的なテクノロジーで、当社のイノベーションの鍵となるものでした。StrongLoopなど、パートナーの助けを得ることで、Node.jsコミュニティーの知識を活用しつつ、世界基準の製品の開発と提供を実現できました。StrongLoopの支援によってリセラー・プログラムの迅速な提供が可能になったことで、当社のパートナーの成長が強力に推進されています」

オープン・ソース・コミュニティーへの取り組み

StrongLoopの買収は、Apache、Eclipse、OpenStack、Cloud Foundryなどのオープン・ソース・テクノロジーやコミュニティーに対するIBMの継続的な取り組みの一環です。 Node.js Foundationの創立メンバーであり、プラチナ・メンバーでもあるIBMは、当団体に専任の担当者を派遣しています。IBMは、これからもNodeのオープン開発者コミュニティーに対して支援と投資を行っていきます。

IBM Bluemix Garageでの新たなサービス

開発者は、IBMクラウドを使用できるほか、IBM Bluemix GarageでStrongLoop社の製品を使用したAPIの作成、管理、および収益の向上に関する開発の専門家による技術的なアドバイスを得られるようにもなります。

IBM IoT PlatformとStrongLoop社製品の統合

今回のStrongLoop社の買収により得た選り抜きのクラウド機能が、BluemixとともにIBM IoT Foundationに組み込まれる予定です。Bluemixは、IBMのPlatform as a Service(PaaS)であり、センサーのデータから洞察をもたらす強力なIoTプラットフォームに企業がアクセスできるようにするためのセキュリティーおよび分析機能を備えています。

IBMは、2016年後半までにStrongLoop社のプラットフォームをグローバルにサポートし、中国語(簡体字および繁体字)、日本語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、およびブラジル・ポルトガル語の各言語版も提供いたします。

金銭的な条件につきましては、公開しておりません。

StrongLoopについて

2013年に創設され、米国カリフォルニア州サンマテオに本社を置くStrongLoop社は、Systems of Engagementアプリケーションの開発における企業向けのNode.js機能を提供しています。StrongLoop社は、Nodeコミュニティーに大きく貢献する存在であり、Node Package Manager内にNodeコミュニティー向けの160を超えるモジュールを保持しています。

IBMによるStrongLoop社の買収について詳しくは、ibm.com/strongloopをご覧ください。
Twitterでも情報を提供しております。@IBMWebSphereをフォローし、#IBMandStrongLoopをご覧ください。

1.「The RedMonk Programming Language Rankings」(2015年6月)

当報道資料は、2015年9月10日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。

https://www.ibm.com/press/us/en/pressrelease/47577.wss

<関連情報>

IBMの計画、方向性および指針に関する記述は、IBMの裁量に基づき予告なく変更または撤回される場合があります。将来の潜在的製品に関する情報は、IBMの製品に関する一般的な方向性を概説するもので、購入の決定はこれに依存するべきではありません。将来の潜在的製品に関する情報は、資料、コードまたは機能の提供を確約、保証または法的に義務付けるものではありません。IBMはその裁量に基づき、IBM製品の将来の機能開発、リリースおよびタイミングを決定します。


関連する XML feeds
Topics XML feeds
Cloud Computing

IBM、IBMロゴ、ibm.com、IBM MobileFirst、Bluemix、WebSphere、およびWatsonは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corporationの商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点でのIBMの商標リストについては、http://www.ibm.com/legal/us/en/copytrade.shtml (US) をご覧ください。

JavaおよびすべてのJava関連の商標およびロゴはOracleやその関連会社の米国およびその他の国における商標または登録商標です。