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ワールド・コミュニティー・グリッドがIBMクラウドを活用して世界の人道問題に関する研究を促進

IBM Cloudの採用により、科学者が医療や持続可能性に関する研究に利用するクラウドソースのボランティア・コンピューティング・プログラムの効率が向上

TOKYO - 14 6 2017:

2017年6月14日

[米国ニューヨーク州アーモンク - 2017年6月2日(現地時間)発]

IBM(NYSE:IBM)は本日、コンピューターまたはAndroidデバイスを持つ誰もが科学的発見に貢献することができるIBMの社会貢献活動であるワールド・コミュニティー・グリッドが、重要な世界の人道問題に関する最先端の研究を支援するという使命のさらなる拡大と前進に向けてIBM Cloudに移行したことを発表しました。

ワールド・コミュニティー・グリッドは、研究者のデータセットの準備、ボランティア・デバイスへのタスク配布、結果の検証と集約、および研究者へのデータ返却を行うインフラストラクチャーを含め、すべてのインフラストラクチャーについてIBM Cloudを採用しました。このシステムは、ワールド・コミュニティー・グリッドのボランティアが340万台を超えるデバイスから日々実行する約250万件の仮想実験のワークフローを管理します。

2004年に発足したワールド・コミュニティー・グリッドは、医療や持続可能性の研究の促進を目的に、世界中のボランティアが提供する余剰処理能力を利用して仮想スーパーコンピューターを構築します。ボランティアは、無料のソフトウェア・プログラムをダウンロードし、所有するコンピューターまたはAndroidデバイスにインストールすることにより、ワールド・コミュニティー・グリッドに参加します。

このソフトウェアにより、ボランティアのデバイスは、通常であれば利用されていない処理能力を利用して、研究者の代わりに計算や仮想実験を実行します。その結果は研究者に送り返され、小児がん、ジカ熱、HIV/エイズ、太陽エネルギー、安全な水の利用など、世界の差し迫った問題に関する研究を促進するために解析・利用されます。

ワールド・コミュニティー・グリッドは、IBM Cloudに移行する前は従来型のデータ・センターでホストされていました。このインフラストラクチャーは、ボランティアのデバイス間で研究タスクを分配するほか、ワールド・コミュニティー・グリッドのボランティアによって実行され、送り返された結果を科学者に代わって検証し、集約します。ワールド・コミュニティー・グリッドは、柔軟性に優れ、拡張が容易なホスティング環境を必要としていました。

ワールド・コミュニティー・グリッドは、世界19カ国の55以上のデータ・センターと専用ネットワークからなるIBM Cloudのグローバル拠点を活用して、世界中のボランティアのためにスピードとパフォーマンスを改善します。移行の一環として、ワールド・コミュニティー・グリッドはDevOpsベスト・プラクティスを採用するほか、IBM UrbanCode DeployなどのIBMおよびオープン・ソースの自動化ツールも導入します。これにより、Webサイト更新やテクニカル・アップグレードの実行、システム問題のモニタリングの効率を向上することが可能になります。

IBMのコーポレート・シチズンシップ担当バイス・プレジデント兼IBM International Foundation理事長のジェニファー・ライアン・クロージャー(Jennifer Ryan Crozier)は次のように述べています。「ワールド・コミュニティー・グリッドは、通常なら数年は要するはずの計算集約的な研究プロジェクトを数週間または数カ月で完了させることを可能にします。結果が速く得られるということは、世界中の患者やコミュニティーがその分早く恩恵を受けられるということです。IBM Cloudに移行することで今後の成長に備えると同時に、自動化ツールを利用して開発・展開プロセスの効率化を図るつもりです」

発足以来、ワールド・コミュニティー・グリッドは、がん、HIV/エイズ、ジカ・ウイルスやエボラ・ウイルス、遺伝子地図作成、持続可能エネルギー、浄水、生態系保全などの重要分野で、27の研究プロジェクトを支援してきました。2004年以来、ワールド・コミュニティー・グリッドは世界80カ国の73万人の個人と440の機関の300万台を超えるデスクトップ、ラップトップ、およびAndroidモバイル・デバイスから、100万年分以上のコンピューティング時間の寄付を受け、5億米ドル相当の無料のスーパーコンピューティング・パワーを研究者に提供してきました。ボランティアの参加は、小児がんの治療薬候補化合物の同定、太陽電池の効率化、水ろ過材の効率化に貢献してきました。

ワールド・コミュニティー・グリッドおよび余剰処理能力を提供するボランティアの詳細情報については、https://www.worldcommunitygrid.org/(英語)をご覧ください。

当報道資料は、2017年6月2日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。
http://www.ibm.com/press/us/en/pressrelease/52522.wss (US)

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