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IBM WatsonがソフトバンクロボティクスのPepperを強化


TOKYO - 07 1 2016:

2016年1月7日
IBMコーポレーション
ソフトバンクロボティクスホールディングス株式会社

[米国ネバダ州ラスベガス - 2016年1月6日(現地時間)発]
IBM(NYSE:IBM)とソフトバンクロボティクスホールディングス株式会社(SBRH)は本日(現地時間)、ソフトバンクの人型ロボット「Pepper」向けのIBM Watsonを開発し、世界の企業に提供する計画を発表します。

IBMとSBRHは、ソーシャルメディア、ビデオ、画像およびテキストといった従来のコンピューターでは十分に活用ができないデータに隠された意味をIBM Watson搭載のPepperが把握できるようにするため、「モノのインターネット」で得られる幅広いデータや知識を活用します。IBM Watsonは初のオープンなコグニティブ・コンピューティング・テクノロジー基盤で、システムの感知、学習、経験を通じて人と同じように 言葉の意味を理解する新しいコンピューティング時代を代表するものです。

開発中のIBM Watsonを搭載したPepperは、基幹機能および開発者やお客さまによって双方向の経験をあつらえることができるIBM Watsonのソフトウェア開発キット(SDK)を備えています。IBMはお客さまが、さまざまなパーソナルでプロフェッショナルなニーズに対応するように作られた幅広いプリパッケージのAPIへアクセスすることを可能にします。

IBM Watsonのシニア・バイスプレジデント、マイク・ローディン(Mike Rhodin)は次のように述べています。「今日、コグニティブ・コンピューティングの力はどのようなフォームファクターにも組み込むことができます。PepperについてSBRHと提携することで、より多くの人がIBM Watsonを体験し利用することが可能になります。コグニティブの機能を搭載したロボットとの実際のやり取りを経験したとき、人々が密接に携わりながら、新しくエキサイティングな価値をこの技術から見出すことを目の当たりにするでしょう」

ソフトバンクロボティクスホールディングス株式会社の代表取締役社長、冨澤 文秀は次のように述べています。「Pepper向けのIBM Watsonを開発していくことでIBMと協力することになり、とても興奮しています。Pepperは、ロボット開発のプラットフォームとして、優れた技術との連携を可能にしていく予定です。このたびのIBM Watsonとの連携が、幅広い分野におけるPepperの活用の可能性を広げてくれると期待しています。」

IBM は現在、サービス業や消費財の企業と共にロボット技術を試験中です。IBM Watsonを搭載したPepperによるソリューションを通じて、企業はお客さまがコグニティブ・コンピューティングを体験するさまざまな方法を拡充することができます。現在の小売におけるセルフサービス環境は通常タブレットかキオスク端末によるもので、真にインタラクティブで直感的な顧客体験の範囲は限られています。ロボットの支援により、お客さまは自分の言葉や身振り、表情が理解され自然に会話をすることができます。

ロボットは、製造業や自動車産業、家庭での電気掃除機まで広く使われていますが、そのようなロボットは機能や相互作用が限定された単一の業務向けの機器であり、特定の仕事を完了するように作られています。IBMとSBRHがコグニティブ・コンピューティングで応用できる分野を広げるために、Pepperのモビリティや機敏性を進化させることで、これまで以上のことができる機会があります。両社は、教室内の教師アシスタントから看護補助まで、IBM Watsonのコグニティブ機能によって補完されたPepper独自の物理的特性を活用して幅広い使用例を研究し、業界の領域全般にわたり新しい方法で人々を支援します。

顧客エンゲージメントを高めることが重視されるにつれ、多くの企業はコグニティブ・システムを、データを理解して得られるつながりの強化に活用しています。IBM Watsonのようなコグニティブ・システムは、人に関する新しい情報源から洞察を導き出します。例えば、自分がほしい情報を得るために何がソーシャルメディアでシェアされているか、何が人々にとって重要なのかといったことです。また、このようなシステムによって、人が好むブランドと関わり方を学習し、企業がその結果を利用して性格を理解し、個人に訴求することが可能になります。

この計画は、日本でIBM Watsonを展開するというIBMとソフトバンク株式会社の戦略的な協業に基づいています。この1年で両社は、IBM Watsonの日本語対応を推進し、IBM Watsonを活用した新しいアプリケーションを構築する開発者やサードパーティーのパートナーによる日本のエコシステム全般にわたりコグニティブなAPIを提供するテクノロジー基盤をローカライズしています。最近のBI Intelligenceレポートは、「長年産業界や物流界のユーザーが優勢だったロボット工学は、新しい消費者やオフィスでの使用へとシフトし始めています。2019年までに消費者および企業ロボットの市場は150億ドルに成長するでしょう」と述べています。

IBM Watson:新時代のコンピューティングの先駆け

IBM Watsonは以前のやりとりから時間とともに価値と知識を増して、絶えず学習します。IBM Watsonの支援のもと、組織はコグニティブ・コンピューティングの力を利用して、業界を変革し、専門家の仕事に役立て、重要な課題を解決しています。

IBM Watsonを発展させるため、IBMには次の3つのビジネスユニットがあります。「IBM Watson」 は、クラウド上で提供するコグニティブ・コンピューティング技術の開発を目的に設置されました。「IBM Watson Health」は、医師、研究者、保険会社、その他の関連する保健組織の能力の向上を図り、データから新たな洞察を得て個別保健医療を提供することを専門としています。「IBM Watson IoT」は、現在世界で稼動している90億以上のネットに接続された機器に組み込まれたデータを理解することに特化しており、それらの機器は250京バイトの新しいデータを毎日生み出しています。このIoTデータ単体を理解することで、2020年には1.7兆ドルに達すると予想されている重要な市場機会を創出します。

IBM Watsonについて詳しくは、ibm.com/Watsonおよびibm.com/press/watsonをご覧ください。

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