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IBM、Watsonのディープ・ラーニング機能強化に向けAlchemyAPIを買収


TOKYO - 16 3 2015:

2015年3月16日

IBM、Watsonのディープ・ラーニング機能強化に向けAlchemyAPIを買収

[米国ニューヨーク州ニューヨーク市 - 2015年3月4日(現地時間)発]

IBM(NYSE:IBM)は本日(現地時間)、スケーラブルなコグニティブ・コンピューティング http://www.research.ibm.com/cognitive-computing/index.shtmlAPIサービスとディープ・ラーニング(深層学習)テクノロジーの大手プロバイダーであるAlchemyAPI http://www.alchemyapi.com/を買収したことを発表しました。今回の買収によって、IBMの次世代コグニティブ・コンピューティング・アプリケーション開発の加速を目指します。

また、この買収によって、AlchemyAPIプラットフォーム上でイノベーションを進めてきた4万人の開発者をIBM® Watsonの開発者コミュニティーに迎えることとなり、Watsonエコシステム http://www.ibm.com/smarterplanet/us/en/ibmwatson/ecosystem.htmlが大幅に拡大します。今回の買収条件は明らかにされていません。IBMは、AlchemyAPIのディープ・ラーニング・テクノロジーをWatson http://www.ibm.com/innovation/us/watson/のコア・プラットフォームに統合することで、大規模なデータ・セット内の階層をすばやく識別して関係を理解するWatsonの能力強化を図ります。このテクノロジーにより、一般的な事業や業界固有のさまざまなデータを幅広く取り込み、トレーニング、学習する能力や、絶えず進化するオントロジー(概念定義や体系化)を管理するニーズに対処できる能力といったWatsonの能力向上につながることが期待されます。さらに、今回の買収にともない、IBMのお客様、開発者、パートナーをはじめとするWatsonエコシステムのメンバーに提供される拡張性の高いコグニティブ・コンピューティングAPIの数と種類が大幅に拡充されます。これには、新たな種類のテキストおよび画像認識を処理する言語分析APIや、画像データから重要な詳細情報の検出、ラベル付け、抽出を自動的に行う能力も含まれます。2005年に設立され、米国コロラド州デンバーに拠点を置くAlchemyAPIのディープ・ラーニング・プラットフォームを利用することで、お客様、パートナー、開発者、その他のサード・パーティーは、タクソノミー(語彙体系)に基づくカテゴリー分類、エンティティー(固有表現)やキーワードの抽出、センチメント分析、Webページのクリーニング(ノイズ情報の除去)などの高度なデータ分析機能を備えた、コグニティブ・コンピューティング技術に基づくアプリケーションを開発できるようになります。IBMのソフトウェア・プラットフォームは毎月、36カ国からの数十億件にも上るAPI呼び出しを処理しており、その対象言語は8種類(英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、スウェーデン語)にわたります。

IBM Watson Groupのシニア・バイス・プレジデントであるMike Rhodin(マイク・ローディン)は、次のように述べています。「IBMは引き続きWatsonのコア・テクノロジーとクラウド開発プラットフォームへの投資を行い、Watsonエコシステムのさらなる強化を図ることで、サード・パーティー組織がWatsonを利用して新たなビジネスやソリューションを創出できるようにします。IBMは、IBMリサーチからAlchemyAPIなどの買収企業に至るまで、イノベーションを生み出す内部と外部のソースを活かすことができます。その能力は今後も、新たな市場、業界、地域へのWatsonの参入を進めるIBM戦略の中心となります。」

AlchemyAPIの創業者でありCEOのエリオット・ターナー(Elliot Turner)氏は、次のように述べています。「今日はAlchemyAPI、当社のお客様、そして当社のユーザー・コミュニティーにとって新たな門出の日です。当社は、コグニティブ・コンピューティングのリーダーであるIBMに加わります。AlchemyAPIの創業当初からの理念は、ディープ・ラーニング人工知能を一般化して非構造化データのリアルタイム分析に役立てることであり、世界の開発者がそうした能力をイノベーションに利用できるようにすることです。IBM Watson Groupの一員として、当社はその目標をさらに前進させる無限のチャンスを手にしたのです。」Watsonは、コンピューティングの新たな時代を体現する、初めての商用コグニティブ・コンピューティング機能です。クラウド http://www.ibm.com/cloud-computing/us/en/marketplace.htmlで提供されるシステムは、大量のデータを分析し、自然言語による複雑な質問を理解し、根拠に基づく回答を提示します。Watsonは、今までの対話の中から、価値や知識を習得し、継続的に学習します。

IBMは、同社のデジタル・イノベーション・プラットフォームである、Bluemix http://www.ibm.com/software/bluemix/のWatson Zoneにより、新しいWatsonサービスおよびAPIの提供を開始します。これにより開発者は、アプリの開発、展開、管理をパブリック、プライベート、ハイブリッド・クラウド http://www.ibm.com/cloud-computing/us/en/cloud-solutions/it-service-management/hybrid-cloud-application-management.htmlのどの組み合わせに対してもすばやく実行できるようになります。

現在までに、開発者、起業家、データ専門家、学生など大勢のユーザーが、Watsonをベースに7,000を超えるアプリを開発しています。
AlchemyAPIの、言語分析や画像認識サービスといった新しいサービスがBluemixを通じて提供され、開発者はさまざまなビジネス・アプリケーションを開発できるようになります。新規のユーザーはもちろん、既存のユーザーも、www.bluemix.net で試用版(無料)を登録すれば、今すぐAlchemyAPIサービスをご利用いただけます。

先日のIBM Watson Personality Insights APIおよび新しいWatson Servicesのベータ版 https://developer.ibm.com/watson/blog/2015/02/04/new-watson-services-available/の提供開始に続く今回の発表により、この6カ月間だけで、13ものコグニティブAPIサービスが利用できるようになっています。

新しいコンピューティング時代の先駆者となるIBM Watson

IBM Watsonは人間の専門知識を強化、拡大、加速し、アプリとシステムがより自然な形で人間と対話し、ビッグデータ http://www.ibm.com/big-data/us/en/big-data-and-analytics/ による洞察により知識を強化し、継続して学習、改善する新たな時代のコンピューティングを体現します。
業界や専門職の変革というイノベーションとミッションに牽引され、IBMは多彩なクラウド・ベースの製品およびサービスを、銀行、医療、保険、小売業、教育などさまざまな業界のお客様に提供しています。
2014年1月、IBMは、クラウド提供によるコグニティブ・コンピューティング・テクノロジーの開発、事業化に特化したIBM Watsonの事業部門を立ち上げました。こうした動きは、大量のビッグデータから学習し、洞察を得ることで思考し、向上するまったく新しいソフトウェア、サービス、アプリを提供するというIBMの戦略的シフトを表したものです。すでにIBMは、開発や研究を中心に、Watson部門に10億ドルの投資を行っており、クラウド提供によるコグニティブ・アプリケーションおよびサービスの市場への投入を図っています。こうした投資には、Watsonをベースにしたコグニティブ・アプリを開発する新規事業やビジネスなど、IBMのエコシステムを支援する1億ドルのベンチャー投資も含まれています。

AlchemyAPIについて

AlchemyAPIの使命は、ディープ・ラーニングによる人工知能の進歩を一般に広め、人間の言語と視野を理解する新世代のスマート・アプリケーションを生み出すことです。リアルタイム・テキスト分析やコンピューター・ビジョンを提供する同社の使いやすくハイパフォーマンスなクラウド・サービスを利用することで、企業はインテリジェンスにより大量の非構造化データをビジネス加速につながる行動に変えることができます。AlchemyAPIのソリューションは世界36カ国、さまざまな業界の40,000を超える開発者に採用され、毎月、何十億ものテキストおよび画像が処理されています。詳しくは、http://www.alchemyapi.com/をご覧ください。

「IBM Watson」について

「IBM Watson」に関する情報はこちらをご参照ください
http://www.ibmwatson.com

IBM Watsonプレス・キットは以下でご覧いただけます
http://www.ibm.com/press/us/en/presskit/27297.wss

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