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IBM 100年の軌跡
 

人類全体の家系図の解明

ジェノグラフィック・プロジェクトは、世界の隅々から参加した数十万の人々の尽力で実現しています。ジェノグラフィック・プロジェクトの重要な任務は、伝統的な先住民コミュニティーと一般の人々の参加によって可能になります。一方、ナショナル・ジオグラフィックやIBM、The Waitt Family Foundationなどの全組織は、この歴史的な取り組みに多くの人材、知識、資源を提供しています。以下に、ジェノグラフィック・プロジェクトの主要メンバーを何人か紹介します。

  • スペンサー・ ウエルズ博士(Dr. Spencer Wells ) 

    スペンサー・ウエルズ博士
    「われわれのDNAには、これまでに書かれた最も偉大な歴史書が隠されています」

    優れた集団遺伝学者のスペンサー・ウエルズ博士は、ジェノグラフィック・プロジェクトのディレクターであり、ナショナル・ジオグラフィックのExplorer-in-Residence(協会付き研究員)を務めています。科学者であるとともに著作者、ドキュメンタリー映画製作者でもあるウエルズ博士は、人類の歴史をそのDNAに秘めた人間集団を探し求めて世界中を飛び回っています。ウエルズ博士は、テキサス大学に16歳で入学し、3年間で学部課程を修了しました。その後、ハーバード大学で著名な進化遺伝学者のリチャード・レウォンティン(Richard Lewontin)のもとで博士号の取得に励みました。1994年の初め、ウエルズ博士は「人類遺伝学の父」と呼ばれる著名な遺伝学者ルーカ・カヴァッリ=スフォルツァ(Luca Cavalli-Sforza)とともにスタンフォード大学の医科大学院で博士課程修了者の指導を行いました。この体験がきっかけで、ウエルズ博士は伝統的な先住民族における遺伝的多様性の研究と、古代人の移動に関する長年にわたる謎の解明に取り組むようになりました。現在、彼は、ドキュメンタリー映画製作者の妻とワシントンD.C.に住んでいます。(上記記述はいずれも2011年現在)

  • ニック・ ドノフリオ(Nick Donofrio ) 

    ニック・ドノフリオ(Nick Donofrio)
    「現状維持の努力しかしない場合は、それ以上のものを人生から得ることはできないでしょう。さらに言えば、多くの楽しみを得る機会も失うことになります」

    ニック・ドノフリオは、1967年にIBMに入社し、2008年10月に退社するまでの41年間をIBMで過ごしました。職歴の初期には、論理チップおよびメモリー・チップの設計者として集積回路チップの開発に携わり、多くの技術管理職を歴任しました。その後、IBMのいくつかの製品事業部の責任者となり、最終的にはイノベーションおよびテクノロジー担当の取締役副社長を務めました。技術者および管理職としての彼の経験は、ジェノグラフィック・プロジェクトでIBMの取り組みを監督するのに役立ち、同プロジェクトの諮問委員会のメンバーに指名されました。ドノフリオは技術に関する7つの特許を保持しており、多くの技術・科学の学業成績認定委員会のメンバーです。2002年、製造エンジニアリングの向上に対する顕著な貢献のために、ヨーロッパの電気技術者協会によってMensforth International Gold Medal(メンズフォース国際金メダル)が授与されました。2008年、IBM会長のサム・パルミサーノは、IBM技術者の最高職位であるIBMフェローにドノフリオを選出しました。(上記記述はいずれも2011年現在)

  • デイビッド・ ヤン(David Yaun) 

    デイビッド・ヤン(David Yaun)
    「ナショナル・ジオグラフィックは、人間を際立った存在にしているものは差異ではなく、われわれ全員が共有する共通のつながりであることを示しています」

    現在、グローバル・インダストリー部門のマーケティング&コミュニケーションズ担当バイス・プレジデントを務めるデイビッド・ヤンは、父親もニューヨーク州キングストンのIBMに1967年に入社しています。ヤン自身は、その29年後にメディア向け広報チームの一員としてIBMに入社し、IBMリサーチのディープ・ブルー(Deep Blue)プロジェクトに取り組みました。1999年、彼はIBMの画期的なBlue Geneスーパーコンピューターを命名し、その開発への着手を支援しました。IBMの企業イノベーション・プログラムを運営していた4年間、ヤンはジェノグラフィック・プロジェクト、グローバル・イノベーション・アウトルック(GIO)、および独創性に富む2つのInnovationJamの着想と管理を支援しました。このInnovationJamでは、IBMのSmarter Planetビジョンの基礎をなす、数十億ドルの一連の新たな市場機会が見いだされました。ヤンのジェノグラフィック・プロジェクトの参加キットの結果は、彼がバイキングの血を受け継いでいることを示唆しています。それを知って彼は驚いたかもしれませんが、彼の同僚たちは必ずしもそうではなかったかもしれません。(上記記述はいずれも2011年現在)

  • アジャイ・ ロイユル(Ajay Royyuru) 

    アジャイ・ロイユル(Ajay Royyuru)
    「自分は何者なのか。それを知るのは興味が尽きないことです」

    インド中部のChattisgarh州で生まれ育ったロイユルは、1998年にIBMリサーチの研究員になり、構造生物学の研究を始めました。現在、ロイユルは、シニア・マネージャーとしてIBMリサーチの計算生物学センター(CBC)を率いており、ITと生物学が交差する領域で基礎研究と実地調査に従事しています。現在のロイユルはまた、IBMリサーチ・チームを率いてナショナル・ジオグラフィック協会と連携し、ジェノグラフィック・プロジェクトに取り組んでいます。ロイユルは、ニューデリーのAll India Institute of Medical Sciences(全インド医科学研究所)でヒト生物学の理学士号と生物物理学の理学修士号を取得しました。さらに、ムンバイのTata Institute of Fundamental Research(タタ基礎科学研究所)で分子生物学の博士号を取得しました。(上記記述はいずれも2011年現在)

  • クリストファー J. リヒター(Kristopher J. Lichter) 

    クリストファーJ.リヒター(Kristopher J. Lichter)

    現在、IBMの公共部門のマーケティング&コミュニケーション担当ディレクターを務めるクリスは、IBMのスマートなソリューション、ビジネス・コンサルティング・サービス、およびテクノロジーの豊富なポートフォリオを適用して、IBMが事業を行っている180以上の国々でお客様の価値を構築しています。以前、クリスは、会長職を代行してIBMのグローバル・イノベーション・イニシアチブの先頭に立ち、グローバル・イノベーション・アウトルック(GIO)、ジェノグラフィック・プロジェクトなどのプログラムをリードしました。クリスはまた、IBMのライフサイエンス・アライアンス・チームをリードし、先進技術、事業開発、およびマーケティング・プログラムのプログラム・マネージャーとして働きました。クリスは、バックネル大学で生物学と経済学の学士号を取得し、ジョージタウン大学で経営学の修士号を取得しました。現在、彼は、カリフォルニア州のサンディエゴに妻と2人の子供と住んでいます。(上記記述はいずれも2011年現在)